平成29年度 卒業生文集より

全員記載したいところですが、今回は文集より、本人の了承を得まして、なほキャプテンの「5年間の思い出」を紹介させていただきます。

 

『5年間の思い出』

 「山城ファイ!オッ!ファイ!オッ!ファイ!オッ!いくぞー!オーッ!!」みんなで組む円陣。もう組めなくなるのかと思うとさみしくなる。

 私は、小学校2年生の時、ラグビーを始めました。私は女の子だし「大丈夫かなぁ」と不安でしかありませんでした。でも迎えてくれたみんながやさしかったので、だんだん緊張もなくなっていきました。

 3年生~4年生の間に、私は積極的になって、たくさんボールをさわるようになりました。パスもたくさん練習して、上手くなりました。この時のポジションはスクラムハーフでした。スクラムハーフは、常にボールの近くにいないといけません。人一倍体力が必要です。私はマラソンの練習も頑張りました。しかし、試合では、なかなか勝てず、自信もなくなっていきました。

 5年生の時、私はキャプテンに選ばれました。高学年になり、人数の少なかった「ちさちゃん」たちの学年とプレーすることになり、一つ上の人たちの中でも目立てるように頑張りました。そしてポジションが変わりスタンドオフをするようになりました。又、大畑さんが来てくれて指導をしてもらいテレビに映ることもできてとても良い経験となりました。それに学校でも私を応援してくれる子が増えました。うれしかったです。他にも神鍋合宿でドロドロになり練習したり、たくさん試合ができたり、楽しいことがたくさんありました。

 6年生になり、私はキャプテンをまかされました。プレーでも、声でもみんな引っ張っていくことを意識し、頑張りました。けれど、今まで以上に負ける試合が多くなってしまい、先が不安でした。お父さんに怒られる事もたくさんあったし、みんなに迷惑をかける時も少なくありませんでした。でも、5年生と練習、試合をするとみんなの意識がだんだんと高まっていき、良いふんいきになっていきました。そんな中、迎えたヒーローズカップ。初参加で、ドキドキし、緊張が収まりませんでした。結果2敗でした。とってもとっても悔しかったです。ここで改めて感じました。もっとタックルにいかないといけないと。私はタックルが決まるだけで満足していました。でも、他のチームを見ていると、タックルは当たり前ということを強く感じました。なので、もっともっとタックルを頑張りたいと思いました。

 私は、たくさんの人たちに支えてもらい、ここまでくることができました。心から感謝しています。ありがとうございました。

 山城ラグビースクールで学んだこと、経験したこと、悔しかったこと、うれしかったこと、そして仲間たちのこと。絶対に忘れません!今までありがとうございました。中学校でもがんばります。