9/15 京都ウエストライオンズカップ

宝が池球技場で京都ウエストライオンズカップが開催され、山城RS六年生がアスリートカップに出場しました。今年度開始時に六年生はみんなでひとつの目標を掲げました。それがこのライオンズカップで1位になる、でした。この大会では京都じゅうのラグビースクールが参加します。その中で、1位になることは本当に難しいことです。

 

 

1試合目、夏に練習試合をさせていただいた城陽ラグビースクールさんとの対戦。練習試合でもカーニバルでもなかなか勝てない相手です。知っている顔もあるなかで互いに力をふりしぼり声をはりプレーをしました。先制点を山城RSがとると城陽RSさんもトライをとり、試合は拮抗しました。最後、試合終了ラストワンプレーの合図の後、山城RSはトライをきめトーナメントの駒をすすめることができました。

2試合目は美浜カップで対戦をして80-7で惨敗した京都西ラグビースクールさんでした。まず個人技のレベルが高くボールを持てば必ずゲインしてくる強豪チームです。山城のプレーヤー達が練習してきたことをどこまで出し切れるか、コーチ陣、保護者全員が固唾を飲んで見守ります。先制は山城RSでした。いつもに増して気合いがはいっていたのでしょう。1トライを返されたものの立て続けに2トライし、リードをして前半を終えました。後半、京都西ラグビースクールの猛攻で2トライを献上して同点のままノーサイドとなりました。ルールにのっとり両チームのキャプテンが抽選で勝敗を決めます。山城はこの抽選で決勝にすすめることとなりました。ただ、この試合では実際のところ両チームの選手が健闘をし、勝敗はつかず引き分けでした。抽選後、相手のチームの前に行き、相手へのリスペクトを込め挨拶をする時には、両方のチームの選手が泣き、深々と頭をさげていたのが印象的でした。技術を磨き、勝つこともスポーツの醍醐味ですが、一方でチームの仲間を大切にすること、対戦相手をリスペクトすること、さらに日本のラグビーにおいてのノーサイドの精神もみんなは実体験で学んでいます。

決勝戦は洛西ラグビースクールさんとの試合でした。先ごろ、練習試合の予定が雨天により流れ、交流する機会を逃していましたが、ありがたいことに、このような大きな大会で対戦をさせていただくことができました。内容はラックからボールのでる早さ、個人技、パス回し、多くにおいて勝る洛西RSさんが勝利をおさめられました。試合後、悔しくて涙する選手もいましたが、山城RSの選手は劣勢の中であってもタックルをすることをやめず、ボールを持てば前にすすめようと体を張り続けていました。本当に強いハートを持ちました。

今回の大会で、当初、目標としていた1位にはあとひとつ届きませんでしたが、それ以上に得たものがあったのではないでしょうか。決して全選手が走りが早く、大柄というチームではありません。でも様々な個性が集まって、尊重しあい、みんなが成長をしてきました。

京都ウエストライオンズカップを主催くださいました京都西ライオンズクラブ様、会場で動いてくださいました方々、子供たちにとって恵まれた機会を誠にありがとうございました。

 

保護者の皆様、六年生にとっては最後の年ですが、いつもあたたかくサポートしていただきましてありがとうございます。あと残りも半年ほどとなりましたが、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

 

スクール生のみなさん、おつかれさまです。十分に体を休めてください。そしておうちの方、まわりの方に沢山ほめてもらってください!!!感動をありがとう!